学会長挨拶
日本歯科衛生学会
学会長 藤原 奈津美

日本歯科衛生学会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。日本歯科衛生学会は、2006年の創設以来、日本歯科衛生士会の内部組織として、歯科衛生士の実践に根ざした学術研究の推進、研究成果の発表と普及、さらには社会への啓発活動に取り組んでまいりました。現在では、学術大会の開催、学会雑誌の発行、歯科衛生臨床研究助成事業などを通じて、歯科衛生学の発展に寄与しております。
2019年に日本歯科衛生士会によって提言された「歯科衛生士の倫理綱領」は、歯科衛生士のあるべき姿を示すものです。特に第11条では「歯科衛生士は、業務の実践や研究を通して歯科衛生学の発展に寄与する。」とされ、学術活動の推進も重要な責務として位置づけられています。学術は、たくさんの研究者による成果蓄積によって発展し、それらが社会貢献への礎となります。
また、個々の研究者の客観的思考力や表現力の向上といった自己研鑽の機会となります。
日常業務の中で研究活動に取り組むことは容易ではありません。しかしながら、学術の積み重ねなくして専門職の発展はあり得ません。われわれ日本歯科衛生学会は、より多くの会員の皆様が安心して研究に取り組める環境の整備と支援に努めてまいります。
本年度の第21回学術大会におきましては、研究倫理を学ぶ「スタートアップ研究集会」ならびに、実践的支援を目的とした「研究相談会」を企画しております。これらの取り組みを通じて、より多くの皆様に学術活動への第一歩を踏み出していただければ幸いです。
今後とも、会員の皆様とともに学会の発展を図り、歯科衛生士の専門職としての地位向上に尽力してまいります。引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。