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就業者数(厚生労働省調べ)

就業歯科衛生士数について
(令和6年衛生行政報告例の結果より)

 厚生労働省より、令和6年末現在の就業歯科衛生士数について発表されました。全国の歯科衛生士数は149,579人で、前回(令和4年末)の145,183人から4,396人の増加となりました。

 詳細なデータについては、厚生労働省ウェブサイト(令和6年衛生行政報告例〔就業医療関係者〕の概況:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/24/ )で公開されています。

就業場所別にみた就業歯科衛生士

 就業場所別にみると、「診療所」が135,499人(構成割合90.6%)と最も多く、「診療所以外」は14,080人(構成割合9.4%)でした。

 前回の結果と比較すると、「診療所」が4,693人増加しており(前回比3.6%増)、「診療所以外」は297人減少(前回比2.1%減)を認めました。その中でも「歯科衛生士学校又は養成所」が645人減少(前回比36.5%減)していました。

就業場所別にみた就業歯科衛生士を表わしたグラフです。

年齢階級別にみた就業歯科衛生士数の年次推移

 令和6年の就業歯科衛生士数を年齢階級別にみると、25歳未満の就業者数は平成30年度以降ほぼ横ばいでした。一方、50代以上は平成24年度以降順調に増加し、現在では全体の28.4%を占めていました。

多くの就業している歯科衛生士は、歯科衛生士養成校を卒業すると同時に就職し、ライフステージの変化とともに仕事の継続あるいは一度現場を離れて復職しているものと想定されます。こうした状況から、若手歯科衛生士の就業の定着支援や、臨床現場を一旦離れても復職の際に支援していく体制をより整備する必要性が考えられます。 歯科衛生士は長く資格を活かしながら働くことができる職種ですので、日本歯科衛生士会では環境や体制作りに尽力していきたいと思います。

年齢階級別にみた就業歯科衛生士の年次推移です。

都道府県別就業歯科衛生士数

都道府会別就業者歯科衛生士数の表です。

*図表について
本稿の図表は公開された厚生労働省のデータより、(公社)日本歯科衛生士会が作成しました。