就業者数(厚生労働省調べ)

就業歯科衛生士数について
(衛生行政報告例の結果より)

 厚生労働省から令和2年末現在の就業歯科衛生士数が発表されました。全国の歯科衛生士数は142,760人で前回(平成30年末)に比べ、10,131人(7.6%)増加しています。

 詳細は厚生労働省ホームページ等をご参照ください。(令和2年衛生行政報告例〔就業医療関係者〕の概況

就業場所別にみた就業歯科衛生士

 就業場所別にみると、「診療所」が129,758人(構成割合90.9%)と最も多く、「診療所以外」は13,002人(9.1%)で、そのうち「病院」が7,029人(4.9%)、次いで「市区町村」が2,060人(1.4%)でした。

 前回との比較では、「診療所」に就業する歯科衛生士数が0.4%増加しており、「市区町村」が0.2%減少、「病院」、「介護保険施設等」が0.1%減少しました。

就業場所別にみた就業歯科衛生士数

年齢階級別にみた就業歯科衛生士数の年次推移

 令和2年の就業歯科衛生士数を年齢階級別にみると、前回と比較して「30~34歳」が1.7%減少し、「50歳以上」が2.3%増加しています。過去10年間の推移では、平成26年から減少していた「25~29歳」の割合がやや増加し、増加していた「30~34歳」の割合が減少しました。これは結婚や出産年齢の上昇による影響が大きいと思われます。「50歳以上」では、平成28年から全年齢階級で最も高い割合となっており、これは働き方が多様化し、歯科衛生士が年齢や経験を重ねて自分のライフスタイルに合わせた就業先や形態を選択できるようになったこと、全国での復職支援、離職防止の取り組みの効果ではないかと思われます。

年齢階別にみた就業歯科衛生士数の年次推移

都道府県別就業歯科衛生士数

都道府県別就業歯科衛生士数

*図表について
厚生労働省データより(公社)日本歯科衛生士会が作成しました。